PORSCHE 804 F1
1962 French Grand Prix
タイプ 804 はポルシェが自社で開発から製造までのすべてを手がけた初の F1 レーシング・マシンです。1962年シーズン用に4台が製造されました。僅か 461kg の車体に 185馬力を発生する 1500cc の空冷水平対向8気筒エンジンを搭載し、最高速度は 270km/h が可能といわれています。 1962年のフランス・グランプリは、この年のF1世界選手権第4戦として、ルーアン・レゼサールで開催され、804 のステアリングを握るダン・ガーニーとポルシェにとって嬉しいF1初優勝を記録しています。 タイプ 804 は、優勝実績のあるF1マシンの中で、唯一空冷エンジンを搭載する F1マシンとして知られています。
この作品は、Fernando Pinto Portugal Model 1/24 のレジンキットを組んだものです。 見える範囲の足回りやアーム類、コックピット周りのパイプフレームなどをプラ棒や金属製のロッドに交換し、キットのものより若干シャープな印象に仕上っています。また、位置的に目立つメーター類は自作のものに置き替えています。このキットではエンジンが省略されているため、自作のエンジン本体を搭載して、キャブレター部分などを製作、開口部から見えるエンジン部分がそれらしく見えるように手を加えています。 ポルシェは、この年を最後に F1から撤退したため、1962年が唯一のF1優勝となってしまいました。